環境問題に取り組む製品を担当
東ソーの有機化成品事業部環境薬剤部の製品販売を担当しています。中でも、自動車の排ガス中にある炭化水素吸着や半導体の製造過程で必要となる高純度ガス生成用の合成ゼオライトや、工場や水処理場で使用される苛性ソーダや次亜塩素酸ナトリウム、凝集剤などを扱っています。
多くの製品が、各企業が取り組む環境問題対策や、水道水など社会インフラにかかわるものです。
自分を成長させてもらえる仕事
私は文系出身で、新卒時は金融業界に勤めていました。しかし、もともとはインフラや、ものづくりを支えている化学業界に興味を持っており、人間関係で勝負できる仕事で自分を試してみたいという動機から、早いうちに転職に踏み切りました。
採用面接では、当時業界経験もなく20歳代前半でもあったためか「専門知識がなくても、5年かけて育てます」と言われ、本当に安心しました。
仕事では専門用語や業界用語が飛び交い、最初は戸惑いました。上司に相談すると、「わたしに聞くのもいいけれど、せっかくなら東ソーの担当に聞いてみたら」。アポイントを取って、よく質問に行っていました。グループ会社ならではの強みだと思います。
いろいろな方から、声をかけてもらえている今
取引先企業にも専門の方がおられます。「取引先に先生を作って、いろいろな方に聞いてみては」という上司の言葉に後押しされ、よく質問をしていました。
まったく製品知識がなかった頃にいろいろ教えてくださった方々には、今でも良くしてもらっています。
とはいえ、取引先と本当の信頼関係を築くのはなかなか難しいです。常に誠実に対応し続けていることが大切です。
「東ソーの製品がほしい」「こういうのがほしい」というお声がけをたくさんいただきます。その中でも既存のお客様から「高山さんを通して売ってほしい」と言っていただける時があります。もちろん東ソー・ニッケミに窓口になってほしいという意味ですが、窓口の担当者として指名してもらえるのは日ごろの人間関係があってこそであり、とても光栄にと思っています。
こうしたことが私にとっては仕事のやりがいにつながり、またいろいろな方々に育てていただいたと感謝しています。